- 新年
1月1日新年の祝日
- 特別休日
1月2日*2022年11月11日付大統領令により追加
フィリピンには法定の振替休日制度はありませんが、このように大統領令によって振替がおこなわれることがあります
- エドゥサ革命の日
2月25日24日*2023年2月23日付大統領令により日程変更
エドゥサは、マニラの幹線道路の名称。1986年2月、マルコス独裁政権の選挙不正に抗議する市民100万人がエドゥサ通りに集まり、デモをおこないました。やがて軍幹部にも離反されたマルコスは米国に亡命。1986年2月25日、民衆の支持を受けたコニー・アキノが第11代大統領に就任。民主主義の実現を祝う記念日です。
- 聖木曜日
4月6日復活祭(イースター)の3日前。イエス・キリストと弟子たちの「最後の晩餐」を記念する日。
復活祭は「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」なので、カレンダー上の日付は毎年変わります。
- 聖金曜日
4月7日復活祭の2日前。イエス・キリストの受難(十字架刑)を偲ぶ祭日。
- 聖土曜日
4月8日復活祭前日。フィリピン国民の83%を占めるカトリックでは、聖土曜日は喪に服す日(Black Saturday)とされており、この日には冠婚葬祭はおこなわれません。
- 勇者の日
4月9日10日*2022年11月11日付大統領令により日程変更
第2次世界大戦中の「バターン死の行進」 (Death March) の犠牲者を追悼する記念日。1942年4月9日、マニラ近郊のバターン半島を制圧した日本軍は、捕虜の米国軍人、フィリピン軍人(計約7万6000名)を遠方の収容所まで徒歩で移動させ、傷病・衰弱により多くの死者を出しました。
- イスラム教断食明け大祭
4月21日*4月14日付大統領令により追加
ラマダン(イスラム歴第9月)の断食の終わりを祝う祝日。フィリピンでは国民の約5%がイスラム教徒。南部のミンダナオ島・スールー諸島にはイスラム教徒の自治政府(バンサモロ自治地域)があります。イスラム暦によって日程が決まるため、カレンダー上の日付は毎年変わります。
- メーデー
5月1日インターナショナル・レイバーデイ
- 独立記念日
6月12日フィリピンがスペインの植民地だった1898年の「独立宣言」を記念する祝日。しかし、フィリピンはこのとき独立を果たせず、スペインからフィリピンを割譲された米国との間で交戦状態(米比戦争)になります。米国がフィリピン独立を正式に承認したのは独立宣言から48年後、第二次世界大戦後の1946年。
- イスラム教犠牲祭
6月下旬ころ*日程は後日発表
イスラム教の祝日。巡礼月(イスラム暦第12月)の10日。神(アッラー)への捧げ物として、羊・牛・山羊などを屠殺し、貧しい人々と分け合う慣習があります。イスラム暦によって日程が定まるため、カレンダー上の日付は毎年変わります。